TKへひとことだけ伝えたい

小室哲哉さん、引退ですか。

 小室哲哉、涙の引退会見「悔いなし、なんて言葉は出てこない」(写真12枚) - 音楽ナタリー

胸に迫る会見ですね。すでにいろんな人がいろんなこと言ってるから、改めて言うことはそんなにないけど、ひとことだけ。

『なんでもいいから、生き恥晒しても音楽作れ』という世論が何割あるのか、その数字に従いたいかなと漠然と思っています

 

「何割」なんて気にしなくていい。ひとりでも、小室さんの音楽を待ってる人が居れば、カムバックしたらいいと思う。

 

それだけ、誰か伝えて欲しい。

 

今年のテーマはPDCAに決定

毎年、今年のテーマを決めています。
今年のテーマは、PDCAに決定。


昨年のテーマは、「イシューから始めよ」。もちろん、この本のことです。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

 

 

これを意識すると、資料作りががぜん建設的になって楽しかったため、かなり実行はできたと思う。けれどできなかったところもあったなあ。これ、きちんと積み上げていけば、結構すごいところへ行けるんじゃないか。今現在も漫然と過ごしているつもりはないけど、きっちり積み上げているかといえば、やりっぱなしのことのほうが圧倒的に多い。こりゃちょっと改善したいよね。

ということで、改めて今年は「PDCA」。これも、昨年読んだこの本の影響です。

自分を劇的に成長させる!PDCAノート

自分を劇的に成長させる!PDCAノート

 

 

この本を読んで以来、仕事場ではPDCAノートを付けていますが、半年以上付け続けた今、依然として、C欄、A欄は空白が多い。やめるつもりはないけど、もうちょっとC、Aを鍛えていかねば。

それに、プライベートでも現状維持ではまずいなと危機感を持つことも多くある。

人生100年時代、何かもうひとつのキャリアに向けて準備したい。定年後100歳まで遊んで生きられるほど資産もないし。今の仕事は好きだけど、ちょっと他のこともしてみたい。小学校で英語教育も始まる。オヤジが英語できないのかっこ悪いから、何とかしたい。
こうしてみると、やりたいこと、いろいろあるな。気軽に着手してみることも大事だから、三日坊主を恐れるつもりはないけど、気に入ったものはしっかり積み上げていきたいね。
というわけで、プライベートでもPDCAを意識してやってみよう。

たいしたことじゃないですよ。一年に一回しかしないことのノウハウを、ちゃんとメモで取っておく程度かな。網戸の付け外しとか、確定申告とか、一度行ったフェスの気持ちいい準備の仕方とか。

 

積み上げる楽しさってのはありますよね。果たして年末に、どこまで積み上がってるでしょうか。

成功事例に惑わされるな 【書評】イノベーション・オブ・ライフ

この本、読みました。とても良かった。

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ

 

 著者は言わずと知れた、クレイトン・クリステンセン教授。イノベーションのジレンマで有名なお方です。

どういう本なのか

長年、ビジネススクールで先生をやってきた著者が、何度も目にしてきた不思議な現象。それは「ビジネススクールを優秀な成績で出て、事業を成功させた卒業生たちの中に、人生においては不幸せになってしまう者がいる」こと。
あれだけ優秀な人たちなのに、なぜ、家族とうまくいかなかったり、あるいは仕事で信じられないような不正を働いてしまったりするのか。「そんなの、バレるに決まってるのに!」というほど雑な不正をやってしまったり、家族は大切ってわかりきってるのに、家族との時間をおろそかにして家庭崩壊してしまったり。

なんでなの?
アホだから、じゃないよ。むちゃくちゃ優秀な人たちが、だよ。

それは、「仕事」だけで考えてしまっているから。


「誠実に生きる」なんて、人生という枠組みで見たら多くの人が大切なこととして筆頭に挙げるのに、仕事だけに絞ると、誠実さの重要性がググっと下がっちゃったりする。それが、企業の不正を生む。
「人生」全体で考えたら、プライベートも仕事も同列に並べて、すべての中から、大切なものにちゃんと対応していける。たくさんの困難な課題に対応する方法は、もうすでにビジネススクールでがっちり学んだのだから、やりかたがわかんないなんてことはない。何に取り組むべきか、の枠組みをとらえなおすだけでいい。仕事でイノベーションを起こす方法は、数多く学んだでしょ?それを人生(Life)でも起こせばいいんだよ。それが「イノベーション・オブ・ライフ」。

というお話。こう書くと陳腐だけど、なぜかな、この本を読むと染みるんですよねぇ、これが。たぶん、クリステンセン教授の、卒業生に対する想いが文章の隅々にまであふれているからだと思います。「お前らちゃんと幸せになれよ」っていう想い。原文じゃなくて、邦訳してあるのに、これを感じられるってのはすごい訳だよねえ。

そんなわけで、中身をレビューしてもあんまり参考にならないと思います。じかに触れることが大切な本です、これは。

覚えておきたいこと

とはいえ、これだけじゃあ読むべきかどうか判断つかないと思いますので、ぜひ覚えておきたい内容をメモ。

1.スナップショットに惑わされるな

 世の中にある数多のビジネス書、あるいは成功事例。それらは「いま、成功している」その一瞬だけを切り取って(つまりはスナップショット)、分析したり評価したものが実に多い。そんな成功事例は意味がない。惑わされるな。いまこの瞬間だけ成功してても、取り返しのつかない失敗をして、トータルで不幸せになってる企業や人はたくさんいる。人生トータルでよりよくなるように目指していこう。

これは結構、印象に残りました。そう、いま上手くいってるだけの事例を分析してあーだこーだいうの、ずっと違和感あったんです。

2.人生で大切なことを明確にする

 自分の人生にとって何が大事なのか。それは簡単に見つかるとは限らない。見つかるまで何十年もかかることも多い。でも、何が大切なのか常に考え続ける。それが、目先に惑わされて変な判断をしてしまうことから、助けてくれる。そして、何十年も探し続けてとうとう大切なものが定まった時、きっと、その「明確にしたこと自体」が財産となる。つまり、探したプロセス自体が、自分の満足いく人生になる。
これを読んで、星新一(ショートショート作家)の「鍵」という作品を思い出しました。大切なものを探してあちこち旅した経験自体が、大切なものになる。だから、人生の目的探しは、急がなくてもいいんですね。探すことを放棄しちゃだめだけど。

おすすめです。


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できたら、星新一の「鍵」も読んでおいてほしいなあ。星作品の中で、僕が一番好きなやつです。↓これに収録。

妄想銀行 (新潮文庫)

妄想銀行 (新潮文庫)