太陽に愛されたフェス 中津川ソーラーブドウカン 行くときに知っておきたいこと

f:id:seazee_htn:20180923182557j:plain

中津川ソーラー 会場中央にあるキャンドル

 

今年も行ってきました、中津川ソーラーブドウカン。とても良かった。昨年についてはこんな↓記事を書きましたが・・・

seiji100.hatenablog.com

 

 今年も、ヤバイTシャツ屋さん、サンボマスター、CHAI、The Birthdayなどなど、間違いなく盛り上がるアーティストから注目株までいろいろ観れてとても満足でした。ライブレポは、BARKSなどの本職サイトのほうがいいでしょうから、私は今年もやっぱり、次回行く人のためにノウハウを少し書き足します。

入場に時間はかかるか?

 本格的に始まるのが午前11時なわけですが…初日は10:45ごろについたら、待ち時間なし。リストバンド交換も、ゲートもするり。物販は大行列でした。
 2日目は、DJダイノジのモーニングDJを見たかったので9:45ごろに到着。入場ゲートはさらりと通れた。けど…なんと、会場の中で大行列。ダイノジがやるステージ前ゲートがまだ閉鎖していました。10時からダイノジが回すのに、ゲートが開くのが10時とのアナウンス。どういうことなんでしょうか。結局10時にゲートが空いて、ノロノロと行列が進み始め、ダイノジを見れたのは10時を15分以上過ぎたころです。このフェスの運営って全般的によく考えられているので、この不手際はちょっと信じられなかった。なにかアクシデントでもあったのかもしれません。

 

日陰は?休憩できる所は?

 敷地内の体育館が解放されており、いつでも好きなだけ日光を避けていられます。昨年は比較的すいていましたが、今年は大混雑でした。昨年と違って残念だったのは、場所取りが目立ったこと。「荷物放置NG」という張り紙があちこちにしてあるのに、レジャーシートで場所取りしてる人がちらほら。ほんと「自分だけ良ければいい」人たち、やめてほしいですね。たかが体育館だけれど、休憩したい人が、休憩したい時だけ使うには十分なスペース。運営側のとてもいいアイデア。それが場所取りしてる人たちのせいで窮屈になっちゃってる。場所取りする人、自分たちのせいで(日陰で休めずに)熱中症になる人が続出するかも、ってわからないのかな。来年からはおそらく、運営側も強制撤去などの対策をとることでしょう。
 体育館で良かったのは、軽く冷房が入っていたこと。昨年は冷房なかったと思うのですが、今年は床に寝転んでいてもそよ風が感じられて、とてもありがたかったです。みんなで奪い合うのではなく、みんなで譲り合って使いたいスペースですね。せっかく良いコンセプトのフェスなのだから。

 

駐車場は遠い?

 詳しくはわかりませんが、一部の駐車場事情は昨年より少し改善されたみたいです。国道19号より下の、めっちゃ遠い駐車場、今年は無くなったっぽい感じでした。前を通って観察した限りでは。

 

迷子バッジはいつでももらえるのか?

 迷子バッジとは何か?は昨年の記事を観てもらうとして、これ今年はけっこう早めになくなっていた印象です。2日目午前中にはもう品切れだったかな。僕が品切れに気づいたのが2日目午前中だった、というだけなので、いつ品切れになったかはわかりません。来年から数を増やすかもしれませんが、参考まで。

 

結局、子供を連れていって大丈夫なのか?

 大道芸やら、バランスボールやら、剣玉やらのワークショップもあるし、会場内には長ーい滑り台があり、これで子供を遊ばせながらステージがみられる。今年もハナレグミは、子供を遊ばせながら聞く形になりました。もちろん、子供の状況によっては観たいアーティストをあきらめねばならない時もありますが、子供が楽しめるものがたくさんあるので、子連れで行くにはいいフェスだなあと思います。この方向性はぜひ維持してほしい。

 

心配なこと

 子連れにおすすめではあるものの、ひとつだけ心配なのが雨対策です。ほとんどの野外フェスがそうであるように、中津川ソーラーも傘の持ち込みは禁止です(公式サイト参照)。もし途中で雨が降ったら、雨宿りできそうな場所は大きくありません。テントやタープも持ち込み禁止だし。大人はカッパでしのげるけれど、子供には長時間のカッパはきついかも。うちは最悪、降り続けたら帰る覚悟をしながらこれ↓

 

を買っていきました。幸い、事前の天気予報が外れてぎりぎり降らなかった。さすが「降らないフェス」として定評のある中津川ソーラー。すごすぎ。

 

まあ、そんな心配事はありますが、なかなかおすすめです。中津川ソーラー。ぜひ一度どうぞ。

シンデレラって本名じゃない?じゃなんなんだ。

気になっていたシンデレラ、読みました。 

「へぇ~、知らなかった」ということばかりで、とても面白かった。よく知ってる話なのに、こんなに知らないこと、気づかなかったことが多いなんて。それを気づかせてもらう楽しさが、この本にはあります。

 

1.シンデレラは本名じゃない


 まず「シンデレラ」というのは名前じゃないんだって。「むかしむかしシンデレラという女の子がいました」じゃないんですね。知ってました?僕は初めて知った。じゃシンデレラとは何なのかというと、小ばかにしたあだ名なんだそうです。(かまどの)灰をかぶってる小娘 みたいな意味らしい。日本で言えば「飯炊きの小汚い娘」ってところでしょうか。「むかしむかしあるところに女の子がいて、炊事洗濯などの家事一切をやらされていたので、シンデレラと呼ばれるようになりました」なんですね。日本人には、いかにもお姫様らしい美しい響きに聞こえますが、実はこれ、ぜんぜん美しい名前じゃない。驚きだったわ。
 でもなんで、そんなあだ名をタイトルにするの?と考えると、「マッチ売りの少女」とかと同じことなんですね。「赤ずきんちゃん」もそうか。昔話では固有の名前がついてるほうが珍しい。それは、「むかしむかしあるところに・・・」という普遍化のためなんです。長年、口頭伝承されるうちに、普遍化を妨げるようなディテールは削られていくわけです。しかも、「飯炊き娘」というタイトルにすれば、主人公が置かれている立場が瞬時にわかる。よくできてるよね。

 

2.似た話がめちゃくちゃ多い


 内容の似た昔話が、全世界で数百あるそうです。もはやどれがオリジナルかは不明。それらが全世界で同時期に生まれたのか、はたまたどこかにオリジナルがあるのか、わからない。
 確かに、継母にいじめられたあと幸せになる話、ってのは日本でもよく聞くね。
しかし逆に言えばそれは、「何がオリジナルのシンデレラか」というのはどうでもいいことだ、とも言える。全世界的に、継母にイジメられて最後幸せになる話はウケる、ということなのでしょう。
 となると、世界のあちこちで、話す人が、自分の見せたいもの・自分が込めたいメッセージをシンデレラのストーリーに投影させて語り継ぐことになる。
あるいは、聞く側が「こうあってほしい」シンデレラを受け入れる。そうやっていろいろなバージョンが枝分かれしていく。あまたあるバージョンそれぞれに、どういう背景でどのようなメッセージを込めたかったのか、推定してみるとその違いがまた面白い。


3.世界でメジャーなシンデレラを三つ比べてみる


 そういう前提で、最も有名な、ペロー版(フランス宮廷版)、グリム版(ドイツ文学者版)、ディズニー版(アメリカンポップカルチャー版)のシンデレラを比べてみると・・・

  • ペロー版
    背景・話を編集した目的:身分が大事。庶民が大逆転なんてありえない。親しみやすい形でフランス宮廷文化の礼さんがしたかった?
    話の趣旨:もとは身分が高いのに不遇な目に遭っている娘が、魔法使い(パトロンの象徴?)のおかげでV字回復するお話。
    メッセージ:結局、血筋が違うのだよ、血筋が。あるいはパトロンを捕まえられれば何とかなる。というメッセージだと読めなくもない。

  • グリム版
    背景・話を編集した目的:文学者が、大人の鑑賞にも耐えうる形で童話をまとめたかった。民話の伝承。
    話の趣旨:自らの知恵と行動力で道を切り開いて、幸せをつかむ話。
    メッセージ:知恵と行動力があれば下剋上も夢じゃない。と読める気もする。

  • ディズニー版
    背景・話を編集した目的:アメリカ的平等を重んじる文化。階級とか関係ない。そのうえで子供に夢を。
    話の趣旨:べつに血筋がいいとかじゃないけど、性格の良さと美貌があればハッピーエンド、というお話。グリム版と比べて、現状を打破する努力はしないけど・・・。
    メッセージ:真面目に清く正しく生きていればいつか報われる、ともとれる。

という感じ。(違いを分かりやすくするため、私の解釈でかなりディフォルメしています。)

シンデレラひとつとっても、こんなに奥深い世界があるのです。面白いね。

 

豪華な出演者、ゆるい雰囲気。家族におすすめのフェス、中津川ソーラー。

f:id:seazee_htn:20170923132059j:plain

中津川ソーラーブドウカン、今年も近づいてきましたね。昨年初めて行ったのですが、とてもよいフェスでした。大げさに言えば、身近なフジロックみたいに感じた。都市から比較的近くて、でも自然の中でのユルいフェス、という意味でね。
今年行く方のために、少し紹介しておきます。

緩い雰囲気、皆に優しい仕組み

 まずは、迷子を救うシステム。子供にはナンバリングされたバッジを無料で配布しています。バッジをもらうときに、そのバッジの番号が書いてあるリストに、子供の名前と親の携帯番号を書き込みます。これで、バッジを付けた幼い子供が迷子になって、パニクって名前すら言えなくても、親の元へ連絡が来るような仕組みになっています。アナログだけど、これはいい!もちろん、配布場所に行かないともらえませんから、子連れの方は真っ先にバッジブースめがけてもらいに行くことをお勧めします。
 次には、休憩所。敷地内にある体育館が解放されていて、いつまでも休めるようになっています。これがまたありがたい。冷房が効いているわけじゃないけど、まあ、やってるの9月下旬ですし。少し暑いけど、直射日光が避けられることを思えばもうオアシス。会場は日影があまりないですからね。
 あとは、気球に乗れるようになっていたり、栗きんとんを楽しめる茶屋があったり、子供に大道芸を教えてくれるワークショップみたいなのがあったり。
 長ーいすべり台があって、これは公園備え付けなわけですが、子供がこれを飽きず何度もすべる。そのすべり台から、ひとつ、ステージが見える。まあ、少し遠めだけれど、Caravanやハナレグミを観ながら、子供の相手ができたのはよかったです。本当なら、子供の相手をする時間はアーティスト見れないものと割り切らねばなりませんからね。またこのユルい感じがあうステージなんだよね。Respectステージっていうんですけど。(下の写真)

交通の便

 中津川市の、ただでさえ田舎なところの、そのまた郊外にある大きな公園でやるわけなので、交通の便は決して良くないです。まあしかし、JRの駅まで歩けなくはない、という距離。田舎人の感覚で、ですよ。たぶん3~4キロあると思います。しかも行きは基本、登り坂ですからね。都会っ子の皆様、それなりにご覚悟を。でも歩いていく人、結構見かけました。歩いていく場合はJR中津川駅じゃなく、ひとつ名古屋側の美乃坂本駅が近いと思います。
 車で行く方には、駐車場たくさんありますが、駐車場から会場まで歩くのもまた結構ある。こちらは4キロなんてことはなく、まあ1キロ未満だと思いますが、それでも割り当てられる駐車場によっては、結構遠いです。しかも田舎の、そのまた郊外ですからね。あちこちに運営スタッフがいてくれるものの、そんなに詳しい標識や案内があるわけじゃないです。車で行く方は、時間に余裕を見ておかないと、最初に見るつもりのアーティストに遅れてしまうことも。駐車場からシャトルバスもあるみたいですが、頻度は不明。(誰か使った人いたらコメント欄ででも教えてください)
 車で送迎してもらう人。私は実家が中津川市なのでこれでしたが、ほんとゲートの前まで行けます。ただ、地元の人間ですら降車場へたどり着くのが非常にわかりにくい。何度も言うけど、田舎だから目印ないんですよ。お気を付けを。

混雑具合

 会場内は驚くほど人がいますけど、リストバンド交換やゲートを入るのには全く待ち時間なし。到着時間にもよると思いますが、フェス開始時間の10分後に行ってもするっと入れました。ただ、物販は結構混んでたな。あとトイレも長蛇の列です。これはしかたないね。

豪華な出演者

 なんなんでしょうね。豪華なんですよね。他のフェスと比べて、とかじゃなく、ただの主観です。私、中津川市出身なので、特にこれといって目玉のない中津川市に、真心ブラザーズとかクロマニヨンズとか、Charとかまで来てくれるなんて、想像すらしなかった。つい数年前まで、中津川まで来てくれるミュージシャンなんて、演歌歌手くらいだったんですよ。それから思えばもう感涙です。シアターブルックに感謝してもしきれないです、ホント。
 去年はヤバいTシャツ屋さん、とても良かったし、the band apartも良かった。the band apartは、デビューアルバム持ってるのにライブ初めてみて、ちょっと感慨深かったなあ。

f:id:seazee_htn:20170924163633j:plain

 
あとは、気球に乗ってちょっと空高く上がったりもできます。テント(ポップアップ型も)やタープはダメですが、レジャーシートやチェアは、少しだけ置けるスペースがあります。少しですが。
子連れの人も多く、子供にイヤーマフ付けてる人も結構いましたし、会場でもイヤーマフは売っていました。持っていくといいでしょうね。うちもそのつもりです。

あまり前へは行くつもりないけど、今年はサンボマスターが来るしね。彼ら爆音でしょうから。
(名古屋の人なら)鈍行列車で行ける田舎のフェス、いかがでしょう。良いと思いますよ~。