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不採用通知はメタファーじゃない。

 

電子書籍を、パブーなるサイトで書きました。

就職活動とは何か(第1部)
http://p.booklog.jp/book/50531
(試し読みできます)

主題は
就職活動を始めるにあたって理解しておいて欲しい事。
しかしながら、私が今まで会って来た学生さんはほとんど誰も、理解していなかった事。
そしてたぶん、考えようとすら思いつかなかった事。

リサーチ範囲は、私が会った学生さん達だけなのですが、
他にも当てはまる学生さんは、全国にいるのでは、と思っています。
そんな人たちの就職活動が少しでも
ストレス少なく、実りのあるものにして頂けたらと思い、書きました。
有料なのは、すみません。少しでも真剣に読んでもらうためです。

もう半年以上前に本文は書き上がっていて、体裁を整えていたのですが
そんなおり、先日こんなニュースがありましたね。

昨年の学生・生徒自殺1000人突破 「就職失敗」理由急増
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120608/bdy12060823330006-n1.htm


上記にも書いてありますが、面接で落とされ続ける事っていうのは、
自分を否定され続ける事なんですよね、本人達にとっては。
何がダメだったのか、教えてもらえない。
どう直したらいいか、わからない。
真っ暗闇で、「君は不採用」ということだけがわかる。
結果、自分自体が、社会から否定されているような気になってくる。

だから、「就職できないくらいで自殺なんて。バイトしたって生きていけるでしょ」
っていう意見は、彼ら彼女らには届かない。

就職できなかったからじゃない。
自己を否定され(ていると感じ)続けた先に、自殺してしまうのでは、と私も思います。


だからもし可能なら、「君はここがダメでした」っていうことを伝えるだけでも
こんな悲しいニュースは減るのではないか、というのが私の仮説です。
採用試験というものが絶対評価や定量的評価ではない以上、難しいでしょうが。

※私は採用担当でも、心理学に詳しいわけでもないです。
 あくまで、ちょっと学生に接する機会の多い素人の仮説です。


翻って、学生さんたちに伝えたい事。
採用試験において、不採用の際、昔からよく使われる常套句。

「今回はご縁がなかったということで」

あまりに常套句になりすぎて、脳内ですぐ「不採用」と翻訳されてしまいます。
ここにも、悲しいニュースの一因があると思っています。
例えじゃない言葉本来の意味として受け取って欲しいのです。

つまり、あなたが受けたA社の採用戦略と、あなたの強みがマッチしなかっただけ。

実際、私が支援した学生さんでも、5年に一人の逸材だと思った子が
あっさり最終面接で落とされた事があります。
不採用と聞いたとき、あまりに理解不能で、本人より先に怒っちゃいましたけど
やっぱり、採用戦略との不一致としか考えられなかったです。

本ブログ前回の記事にもつながりますが、
「客観的に見てNGだった」と捉えるのではなく、
「A社の主観から見て、今A社に補充を必要としている特性ではなかった」
という理解をして欲しいと思います。

プロ野球のドラフトと同じです。
いくら優秀なバッターがいても、全球団が指名するわけじゃない。
「うちには来ないだろう」「今年は投手が欲しいから」。
優秀な人でも希望のところに受かるとは限らないんです。
「縁がない」って、言い得ている。例えじゃない。

特に優秀な学生さんの場合、「うちには来ないだろう」って落とされる事、結構あると思います。

そこをぜひ、学生さんには分かっておいて欲しい、と強く思います。




100のリストのうち、本を書くという夢を実現しました、
って記事の予定だったのですが、こんな方向に筆が走ってしまいました。
どうか、よい就職活動を。