本当に世の中をよくできる政党マニフェストの書き方とは〜“ヤブ医者の処方せん”から抜け出せ〜

 

マニフェストは解決策じゃなく、優先課題で競え

選挙が近づいてきます。
なるべく情報収集して検討したいと思い
各政党のマニフェスト読んだりしてるんですけど
はっきり言ってどこも
「ああ、ここに任せたら世の中良くなりそう」
って思えるところがないですね。

その原因を考えてて、思い当たった。

どの政党も、具体的にこれをやりますってことばかり。
つまり、
●今の日本で一番問題なのはどんなことで、という課題設定
●その課題に対して、こういう理由からこの解決策を取る、というロジカルな解決策の導出

がないんですよ。

つまり「これをやります」って言ってることが
本当に有効な解決策なのか、検証できない。
それをやれば本当に日本が良くなるのかわからない。

医者で言ったら、ヤブ医者かも
という心配が拭えないってことです。
本当にこの医者、俺の体のどこが悪いかわかってるのかな?
仮に分かってるとして、その薬の選択は正しいのかな?


ところが政党というヤブ医者は
「ああ、鼻水出てますね、じゃこの薬だしときますから」って言う。
おい、鼻水はただの現象だ。問題の本質じゃない。
なぜ鼻水出てるのかちゃんとつきとめてるのか?
そして原因に最も効果的な薬を処方してるのか?
判断しようがない。


仕方なく、いまは患者が薬を選んでる状態。
つまり、
脱原発という処方が欲しければこの党を。
子ども手当という処方が欲しければあの党を。
てな具合。

今の日本にどんな解決策が必要なのかは、投票する側が考えなきゃならない状況なのだ。
少子化問題にはその道の専門家が、
エネルギー問題にも専門家が
それぞれ居るのに、素人が解決策を選ばなきゃならないってことだ。
これは結構危なっかしいことじゃないだろうか。
(何が一番問題なのか、は特定の専門家よりも
大勢の肌感覚で選ぶほうが正しいと思うが)

だからマニフェストは、「何をやります」という内容じゃなく
「こういうことが最優先課題なので他より優先的に取り組みます、
やり方は皆に聞いて検討します」
という課題設定型のマニフェストに統一しなきゃダメだ。

そう思います。


photo credit: * RICCIO via photopin cc