家電の省エネ化がどんなに進んでも電力消費は増えるんじゃないか

 

ちょっとしたきっかけで、LED電球をいくつか手に入れたので
ここ数ヶ月使っています。

だけど、昨日突然気がついた。
LEDに変える前ほど、こまめに電気を消さなくなった。
いや、ズボラになったわけではないです。
電球に人感センサーが付いてるので、
ほっといても消えるんですよ。
だけどちゃんと機能しないことも多くて、
しばらくつきっぱなしになってたりします。

それでふと思った。
本当に省エネになってるのかな?

トータルで言えば省エネになってますよ、もちろん。
でも、かえって浪費される分が増えて、
理論上ほど省エネになってないんじゃないかな。
LED電球に変えた方々、どうですか?
消し忘れに対して、ゆるくなってません?

もしかして、結構な割合の人が
こんななってるんじゃないかと思うわけです。

つまり、どんなに単品で省電力化が進んでも
電力エネルギーの消費量は、そこまで下がってないんじゃないか。
そのわりにいろんな機能や新製品が出て来て
結局総量として増えるしかないんじゃないか、ってこと。

例えばテレビ。
画面の大きさをそのままにすれば、時代が進むだけ
消費電力は減って行くのに、画面は大きくなる一方。

パソコン。
省電力になったので、サーバーとして付けっぱなしにしても安心です。

イルミネーション。
LEDだから去年より増やしても余裕だぜ。

最たるものは携帯。
携帯が普及してから十年くらい経つのに、
電池の持ちは悪くなる一方。

別に、本記事ではその傾向自体を非難したいわけじゃないです。
新製品を買ってもらうには
省エネだけじゃ無理ですもんね。

本当は、このスパイラルから降りた方がいい。
ただ、経済の発展だのなんだのということを考えると
降りるのはあんまり現実的とも言えない。
だったらせめて、夢を見過ぎない方がいいんじゃないか。

つまり「省エネ家電を買ってエコというのは幻想だ」って、
どこかで冷めた目を持っておく。
そうしないと、
「CO2排出権を買ったからって
自分の生活では全くCO2を減らそうとしないのに
俺ってエコって胸を張る人」
みたいになる。
(以前雑誌で見たんですよ、そういうアメリカ人)

そういう認識を持って初めて、
少しづつ電力消費は減って行くんじゃないかな。
テクノロジー任せじゃなくて。


photo credit: Storm Crypt via photopin cc