人は本来デジタルなものではないか

 


15年くらい前、
ソリトンSIDE B というテレビ番組がありました。
高野寛緒川たまきがパーソナリティーという、
いかにも通好みな番組。
サブカルチャー的なものにスポットを当てて
紹介するような番組だったのですが、
音楽がテーマだった回のひとつの話。

アマチュアが作った曲や詩に、プロが手を加えて仕上げてみる、
MUSIC WORK SHOPという企画がありました。

そこで取り上げられた曲のひとつに
ボソボソ歌うミニマルな感じの曲があって、
その歌詞が面白かった。
10年以上経った今でも覚えてるんですよね。
「徹夜すると 毎日がつながって
いることに気づく」
そんな詞でした。
聴いて、ハッとした。

人間の感覚って、アナログ世界の代表みたいに
扱われることが多いけど、実はデジタルな存在なんじゃないか。

普通、人は毎日夜寝る。
つまり、昨日と今日の間には
睡眠という活動休止期間がある。
昨日と今日は、睡眠によってちょん切られている。
連続じゃない。

これってデジタルってことなんじゃないの?


そう思ってみると、他にもいろいろ思いあたる。

パラパラマンガがつながって見える。
デジタルで出す音が滑らかに聞こえる。

いずれも人間の知覚限界みたいなものを利用してる。

逆に言えば人間の知覚自体、連続しているものを
すごく細かい時間間隔で切り取ってるだけ。

だからパラパラマンガがアニメとして成り立つ。



何がデジタルで、
何がアナログか。
結構主観的なものかもなあ。

photo credit: Beverly & Pack via photopin cc